褥瘡対策

概要

 褥瘡(じょくそう)とは、長時間の圧迫によってできる皮膚の潰瘍(かいよう)です。体の一部分が長時間にわたり圧迫されることで皮膚組織に血液が行きわたらず、その部分が赤くなり、潰瘍ができたりします。酷い場合は壊死を起こす場合もあります。
体位変換(寝返りの補助)や褥瘡予防用マットレスを使用する等、予防と治療の両面から働きかけて生活の質の向上に努めています。

褥瘡対策

 当院では、多職種からなる褥瘡管理委員会を設置し、褥瘡予防と治療の両面から褥瘡を減少させる活動を行っています。
重症患者さんは長時間ベッドにいることが多く、褥瘡予防対策は非常に重要です。既に褥瘡がある状態で入院される患者さんや、最善を尽くしていても褥瘡が発生してしまった場合には適切な治療が必要となります。

「皮膚・排泄ケア認定看護師」が対応しています

 褥瘡をはじめとする、創傷や人工肛門、排泄等のスキンケアは、患者さんの生活の質(QOL)を上げるためには非常に重要です。そうしたスキンケアに関する専門知識を持った看護師が、「皮膚・排泄ケア認定看護師」です。当院では、1名の認定看護師が中心となり褥瘡対策を行っています。

主な活動

  • ポジショニング(良肢位)
  • 褥瘡予防用マットレスの使用検討
  • 適切な薬剤の使用検討
  • 栄養状態の改善による全身状態の回復

チーム構成スタッフ

  • 医 師 :1
  • 看護師 :17
  • 薬剤師 :2
  • 栄養士 :1
  • リハビリ:1

活動風景

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