診療科・部門案内

放射線科

  • 概要
  • 業務内容

概要

画像診断部門は、臨床上最も重要な画像情報を提供する部門です。中心となるCTはこれまでの東芝社製80列マルチスライスCT 装置Aquilion PRIMEに加えて東芝社製320列CT Aquilion ONEが導入され、MRIはGE社製3T(テスラ)装置とフィリップス社製1.5T装置に一新されました。核医学装置も頭部や心臓検査専用の東芝社製3検出器型ガンマカメラと全身検査を行うシーメンス社製2検出器型ガンマカメラが導入され、最新の放射線機器を駆使しており、現在2名の常勤医師と8名の非常勤医師により、高度で質の良い放射線診療を行っています。

放射線治療部門は、手術、化学療法と並びがん治療の三本柱の一つを担っています。がん細胞へ高エネルギーのエックス線や電子線などの放射線を照射することによって、がん細胞を死滅させる治療で人体を傷つけることを最小限に抑えることができます。新潟大学放射線科教授をお迎えし、新たにELEKTA社製の直線加速器ELEKTASynergyを導入して外部放射線治療を行っています。

業務内容

一般撮影検査

X線を使って胸部や腹部・骨などの画像を撮影する検査です。撮影装置は、東芝メディカルのX線装置とコニカミノルタの高性能DR(デジタルジオグラフィー)装置を新たに採用しています。DR装置は、今までのCR(コンピューテッドラジオグラフィー)装置と違いX線画像をダイレクトに取得することが出来、CR装置に比べて約半分のX線量で高画質の診断画像を得られ、結果医療被ばくの低減になります。
また今までは、撮影をしてから画像が描出されるまで10秒以上時間が掛かり、次に撮影できるまで時間が掛かっていましたが、DR装置は、撮影して1秒くらいで画像の確認を行うことが出来、画像の確認と患者様の待ち時間の短縮・効率化の向上に貢献しています。
ポータブルX線撮影装置でも、手術中や病棟でのX線撮影をDR装置で行っています。撮影した画像が瞬時に描出できるため、その場で手術経過や検査の確認が出来、時間の短縮効率化が可能になりました。

X線透視装置

一般撮影装置はX線による写真ですが、X線透視装置は、X線テレビ装置とも呼びX線を使ってリアルタイムに胃や腸を見たり骨折の整復を行ったりしています。最新鋭のFPDを搭載した東芝のX線透視装置を採用しているため、今までよりも歪みの画像を撮影することが出来ます。特に広範囲の撮影を行うことが出来るようになった為、全脊椎や下肢全長の画像を歪みなく撮影する事が出来るようになりました。
嚥下造影では、患者様の様子をX線透視画像とビデオカメラで同時に撮影することが出来るため、より正確な検査を行うことが出来ます。

骨塩定量(骨密度)装置

骨量減少や骨粗しょう症をはじめとする代謝性骨疾患の診断・治療を目的にエネルギーの異なる2種類のX線を使って精度の高いDEXA法で骨密度を測定しています。米国HOLOGOC社ホライゾンを使用しています。

乳房撮影(マンモグラフィ)

マンモグラフィとは乳房専用のX線検査のことで、視診や触診では分からない小さなしこりや乳腺の乱れ、微細石灰化(1mm以下)などを写しだし、早期の乳がんを発見するために有用な検査です。

検査方法

検査時間は10分程度です。
診断は左右の乳房を比較して行うため、基本的に両方の乳房を撮影します。圧迫板という透明な板で乳房をはさみ、平たく引き伸ばした状態で上下方向、斜め方向に撮影を行います。圧迫して乳房を薄くすることにより重なりを減らし、病変をはっきりうつしだすことができます。
圧迫時間は数秒から10秒ほどになります。圧迫による痛みは個人差がありますが、生理前から開始後しばらくは乳房が張って痛みを感じやすいです。乳房の張りがおさまる生理後一週間くらいが撮影に適していると言われています。

注意事項

以下の方は検査前にお知らせください

  • ペースメーカー、ICDを装着している方
  • CVポート、脳室・腹腔(V-P)シャントカテーテルを留置している方
  • 豊胸手術をしている方

CT検査

CT検査は、X線を用いて頭部、体幹部、四肢を”輪切り”にしたような画像を得る検査で目的の範囲を撮影した後、コンピュータ処理により前や横から見た画像を作成したり、三次元立体(3D)画像を作成したりします。血管や内臓のCT検査では、医師の判断により造影剤を静脈注射しながら撮影する場合もあります。

新病院では、これまでの80列マルチスライスCT 装置Aquilion
PRIMEに加えて320列CT Aquilion
ONEが導入され2台体制で診療を行っています。本装置は16cmの面検出器が最短0.275秒で1回転するだけで最大640枚の画像を撮像することができ、冠動脈や脳の検査に威力を発揮します。どちらの装置も最新の技術によって少ない被ばく線量で質の高い画像が得られるほか、これまでのCTでは困難であった手術やカテーテル治療等で入れられた金属周囲の評価も可能になりました。また二つのCT室は、救急処置室に隣接しており、緊急検査にも直ちに対応可能です。

CTスタッフ

  • 診療放射線技師:5名
    うち日本X線CT専門技師認定機構 認定技師:2名
    業務拡大に伴う統一講習会受講済:1名
  • 看護師:2名

MRI

MRIとはMagnetic Resonance Imagingの略称で、日本語では磁気共鳴画像です。
強い磁力と電波を用いあらゆる部位の断面像を撮像することができますが、特に脳、脊椎(髄)、四肢、骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。造影剤を使わずに血管の描出可能です。またX線を使いませんので、放射線被ばくはありません。検査中は装置から様々な大きい音がしますが、当院では音楽の聴ける専用ヘッドホン、耳栓を用意しており、不安や騒音の低減に配慮しています。
当院の装置は安定感がありオールラウンダーな1.5テスラMRI(Philips社)と,原理的により高画質に撮れる3テスラMRI(GE社)です。どちらも移転時に新規導入した最新機種で多くの特殊撮像ができ、静音化技術も持っています。予約混雑状況にもよりますが、基本的に検査部位、疾患等の違いで患者様により適した装置で行うようにしています。

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MRIスタッフ

  • 日本磁気共鳴専門技術者認定機構 認定技師:1名
  • 業務拡大に伴う統一講習会受講済:1名

当院のMRI検査を受ける方へ

血管撮影

血管造影とは、血管の状態や血液の流れを調べるための検査です。太ももの付け根または腕の動脈から細い管(カテーテル)を通し、造影剤を目的の血管に流しながらX線撮影します。血管が狭くなったり詰まったりしていないか腫瘍を栄養としている血管はどれかなど、血管が関係している疾患を詳しく調べることができます。
狭くなった血管を広げたり、腫瘍に栄養を運ぶ血管を詰めたりなど、治療を行うことも可能です。検査・治療時間は30分から数時間となります。
当院の装置は最新のX線検出器 (フラットパネルディテクタ:FPD) を装備しており、患者さんに低被ばくでの検査・治療を提供しています。

血管撮影スタッフ

  • 診療放射線技師 **名(血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師:1名)

核医学検査

核医学検査は、RI検査とも呼ばれています。RIとは放射性同位元素のことを意味しています。医療で使われる放射性同位元素は微弱な放射線を出す物質です。
核医学検査は、患者さんに放射性同位元素で標識した、つまり“目印”をつけた「放射性医薬品」を静脈注射あるいは経口投与することで病気の存在の有無を診断します。
検査の種類としては、認知症や脳梗塞の診断などに役立つ脳血流シンチ、心臓の虚血や梗塞などの有無を調べる心筋シンチ、骨に関係する疾患を画像化する骨シンチ、腎臓の機能を調べる腎シンチなどがあります。
撮影には、ガンマカメラが体の周りを回転しながら写す断層撮影(SPECT)法が広く用いられていて、小さな病変の診断に役立ちます。

放射線治療

放射線治療は、手術、化学療法と並びがん治療の三本柱の一つです。
当院ではELEKTA社製の直線加速器ELEKTASynergyを導入し、外部放射線治療を行っています。
X線撮影やコンピュータ断層診断画像装置(CBCT)が出来る装置(XVI)が付属されおり、標的に対してより正確に照射が出来る画像誘導放射線治療(IGRT)が可能になりました。また放射線治療室を放射線診断部門と別の場所に設け、放射線治療を受けていらっしゃる患者様専用の待合スペースや更衣室を作りプライバシーにも配慮しています。

当院のMRI検査を受ける方へ

検査予約時の注意事項

以下の方はMRI検査を受けることができません。

  • ペースメーカ、ICD,CRTD等の心臓植え込み型デバイスおよびリードを埋め込んである方。(ただし、条件付きMRI対応製品は、事前の設定変更などの実施条件を守ることで当院では実施可能)
  • 人工内耳、人工中耳を埋め込んでいる方
  • 神経刺激装置を植え込んだ方
  • 埋め込み式インスリンポンプをつけた方
  • 消化管止血クリップが残っている方
  • 磁石式義眼が入っている方
  • その他、人工心臓弁の一部、動脈瘤クリップの一部にもMRI不可のものがいくつか存在します。
  • 眼球内に金属片がある方
  • 事故、戦争等で金属異物が重要臓器の近くに入っている方
  • 美容整形で金の糸が植え込まれた方

以下の方は、場合により検査を受けれなかったり、特別な注意事項があります。

  • 妊娠中、妊娠の可能性のある方
  • 子宮内避妊器具がある方
  • 閉所恐怖症の方
  • 仰向けで静止していることができない方
  • 刺青、タトゥー、アートメイクがある方
  • 水頭症治療用シャントが入っている方
  • 歯科用磁性インプラントを埋め込んだ方
  • その他、手術等で金属を埋め込んだ方

検査予約時の医師、看護師の問診にお答えください。
検査直前で思いだした場合は、技師にすぐお伝えください。
また、その他、気になる事、不安なこと等、遠慮なくお聞きください。

検査前の事前注意事項

  • 化粧の顔料に磁性体が含まれている場合があるので、華美な化粧は控えてください。特に目の周囲(マスカラ・アイライン・アイブロウ・アイシャドウ等)は、検査画像に影響があるだけでなく目の粘膜等を傷つけたりすることがあるので、出来れば付けずに来院してください。
  • コンタクトレンズは材質に金属が使われているものがあります。特にカラーコンタクト、瞳を大きく見せるものは外す必要がありますので、ご自分のケースをお持ちください。
  • 手術等で埋め込んだ体内金属のカードをお持ちの方は、当日ご提示ください。
  • 腹部・骨盤腔の検査、造影剤を使う検査は、検査前絶食が必要となります。詳しい食事制限時間、水分制限については予約時にお伝えします。
  • 腹部MRI、骨盤腔MRI検査の方は、検査当日、鉄サプリメント及び鉄剤を服用しないでください(これらは画像に悪影響を与えます。)
  • 衣服、荷物を置くロッカーは鍵付きですが、多額のお金、貴重品は絶対にお持ちにならないでください。紛失がありましても責任は負いかねますので、ご了承下さい。
  • 検査室への金属の持ち込みは大変危険ですので厳禁となります。

以下のものは持ち込めません。必ず外して入室していただきます。

酸素ボンベ、シリンジポンプ、心電図、ポータブル人工呼吸器、義手・義足、金属を含むシップや絆創膏(例えばニトロダーム、ニコチネル)、ヘアピン、かつら、増毛スプレー、ヘアカラースプレー、ピアス、イヤリング、つけまつげ、補聴器、腕時計、ネックレス、ブラジャー、発熱素材を使った下着(例えばヒートテック)、メガネ、入れ歯、磁気治療具、使い捨てカイロ、杖、カラーコンタクトレンズ(瞳を大きく見せるものも)、磁気カード その他金属類。

大まかな検査の手順

  1. 更衣室で検査着に着替えていただきます。
  2. MRI室用サンダル(またはスリッパ)に履き替えます。
  3. ロッカーのカギを持ち、MRI待合でお待ちいただきます。
  4. 順番になりましたら技師が迎えに来ますので、MRI室の手前で最終的なチェックをしていただきます。ここでロッカーのカギを技師にお渡し下さい。
  5. 技師といっしょに入室し、装置に寝ころんでいただきます。
  6. 検査の説明・準備
  7. 検査実施
  8. 検査終了

※車いす、ストレッチャーの方は事前にMRI対応のものに乗り換えます。

検査時の注意点

検査時間は通常15分~30分、長いときは1時間近くかかります。
検査中は装置から大きい音(ビービー、ドンドンなど)がします。当院では音楽の聴ける専用ヘッドホン、耳栓を用意しています。
検査中は技師を呼ぶことができるブザーをお持ちいただきますし、監視カメラで患者様の様子を見ていますので、ご安心下さい。

造影剤を使用する方へ

  • 事前の問診、同意書が必要となります。
  • 当日に造影剤を注入するための静脈注射があります。
  • 検査内容によっては口から飲む造影剤を使用することもあります。
  • 検査終了後は普段より水分を多めに摂って下さい。