こんにちは！研修医2年目のS.Tです。

さて、わたくしS.Tは現在、立川メディカルセンターの施設のひとつである悠遊健康村病院におります。
悠遊健康村病院は、地域の高齢者医療及び介護を支えることを目的に創設された病院であり、慢性期医療やリハビリテーションを中心に行っております。
さらに同敷地内には介護老人保健施設、グループホーム、訪問看護・リハビリもあり、介護事業や在宅支援にも力が入っております。

当院の研修プログラムでは、地域医療の一環としてこの悠遊健康村病院にて3週間研修を行います。
今回は研修内容の一部をご紹介します。

・リハビリ実習
理学療法、作業療法、言語療法をそれぞれ見学します。
リハビリメニューは療法士さんが考えています。ただ単に動作ができるようになるためではなく、家に帰ってから必要となる動作を想定した内容となっています。難易度も簡単すぎても身につかないし、難しすぎて自信を喪失しない程度になるよう考えているとのことでした。
患者さんの観察も非常に細やかで、適切なアドバイスと励ましの言葉が患者さんのやる気につながっていると感じました。

・リハビリカンファレンス
回復期リハビリ病棟では、入院時に主治医・リハビリ医・看護師・PT・OT・ST・栄養科が実際に患者さんの動きを見ながら方針を決定しています。ご家族にはSWからの説明が速やかに入っていました。
患者さんの現状を共有している様子は、まさにチーム医療でした。

・訪問看護
患者さんのお宅に看護師さんが訪問し、健康チェックや医療処置、日々の生活の悩み相談などを行います。患者さんご本人はもちろん、介護するご家族のサポートも大切な役割です。
患者さんとご家族がお家で安心して過ごせるような環境の配慮がなされていました。

高齢化している現代に必要とされている医療であると日々実感している今日この頃です。
急性期病院ではなかなか経験できないことが多く、充実した研修を行っております。

 

今回はここまで！
病院の窓から見える夏空でお別れです。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました！