呼吸器内科

TARGET DISEASES

対象疾患

対応する疾患と特色ある治療

呼吸器感染症

適切な抗菌薬の選択を心掛け、耐性菌の発生防止に努めています。又、誤嚥性肺炎は高齢者に増加しておりますので、口腔ケア・嚥下機能評価も行っています。

気管支喘息・アレルギー性鼻炎

喘息治療は吸入薬が第一選択薬です。わかりやすく、正確な吸入手技が取得できるように地域の薬局とも連携しています。 呼気一酸化窒素(FeNO)測定装置も導入して治療効果判定に役立てています。
重症気管支喘息に対する抗IgE抗体療法やIL-5抗体療法、ダニやスギ花粉に対する舌下免疫療法にも対応しています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

禁煙外来も開設し、経口禁煙補助薬による成功率は高いです。慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療も吸入薬が第一選択なので、吸入指導も充実させています。併せて呼吸器リハビリテーションも提供するよう努めています。
重症呼吸不全の症例に関しては在宅酸素療法の導入も行っています。呼気終末CO2測定装置も導入して、高炭酸ガス血症の発見・経過観察も実施しています。

肺がん

気管支鏡検査、経皮的針生検法、CTガイド下肺生検等が実施可能です。組織型・バイオマーカー・病期等を評価して、治療ガイドラインに沿った最新の化学療法を選択しています。免疫チェックポイント阻害薬による治療も増えています。副作用に注意して、可能であれば外来化学療法も行っています。疼痛緩和を含めた緩和ケアの提供も適切に行うよう意識しています。

びまん性肺疾患

詳細な問診、血液検査、呼吸機能検査、組織検査等を行って、確定診断に努めています。ステロイド薬や抗線維化薬による治療を提供しています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

地域のクリニックと連携して診療にあたっています。簡易スクリーニング検査はクリニックで行い、精密検査(終夜睡眠ポリグラフィー)の一泊入院を当院で担当しています。検査技師が別室で終夜モニタリングをしていますので、正確な無呼吸評価・診断が可能です。結果により、夜間の経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)や、マウスピース療法、耳鼻科的治療等を選択しています。定期通院に便利な、自宅に近いクリニックに紹介可能です。