社会医療法人立川メディカルセンターは平成28年8月創立60周年を迎えることができました。支えていただいた地域の皆様をはじめ、多くの方々に心より感謝申し上げます。
私たちはこの度、神田地区にある立川綜合病院・腎センター・健診センターを上条高畑地域に移転新築しました。移転に際して、ご尽力頂いた方々に重ねて感謝申し上げます。
移転により、高度急性期・急性期を担う立川綜合病院、回復期・慢性期・リハビリテーションを担う悠遊健康村病院群、精神科・内科医療を中心とした柏崎厚生病院群の3拠点がそれぞれ広大な敷地に展開することができました。
当法人は医育機関としての晴麗看護学校・晴陵リハビリテーション学院、社会福祉法人晴真会も擁する医療・介護・福祉・予防医学の複合グループで、社会福祉法人東山福祉会、通称かつぼ園とも深く連携させていただいていることから、これまで以上に地域社会に貢献できる体制が整います。
私たちの仕事は社会性、公益性の大変高いものであり、関係機関と連携し地域で求められている健康で安心して暮らせる社会作りに、将来に向けたマンパワーの確保・育成に全力で邁進していく所存でございます。
皆様におかれましては何卒、御指導、御鞭撻の程を切にお願い申し上げます。
平成28年11月1日
社会医療法人立川メディカルセンター
理事長 吉井 新平
ご挨拶(社会医療法人への移行にあたって)
この度、私たち立川メディカルセンターは「医療法人」から「社会医療法人」に移行することとなりました。謹んでここに報告申し上げます。
2025年11月、依然として世界中、先行き不透明な状況が続いております。
国内では漸く、国民主体の政策を掲げる体制が整い、新首相には多くの期待が寄せられています。どうか、希望の持てる良い方向に行ってほしいと願っております。そして日本の安定が世界の安定に貢献できればと願わずにはいられません。
医療・介護領域は新型コロナ感染症への総力を挙げての対応が一段落、しかしその後の物価高騰、人材不足、診療報酬等公定価格の相対的低下による経営悪化など、とても厳しい状況に置かれております。新首相はこの現状をしっかりと認識されていると報じられており、大いに期待しております。
立川メディカルセンターは、コロナ以前から高度救急・救命医療、介護・福祉、医療人育成に情熱を持ちつつ総力をあげ、地域医療を守り、地域の発展に貢献できるよう邁進してきました。今回その地域社会への貢献が公的に認められ、11月1日から「医療法人」から「社会医療法人」に移行することとなりました。今後公的病院にほぼ準じる公的使命をになう法人となります。
新首相も、「地方の活力は、すなわち日本の活力である」として「地域未来戦略」を推進すると述べています。身の引き締まる思いです。
皆様におかれましては今後とも指導ご鞭撻のほどを切にお願い申し上げます。
社会医療法人立川メディカルセンター
理事長 吉井新平
令和八年 年頭のご挨拶
令和八年、明けましておめでとうございます。
昨年は国内外とも「明日はどうなる?」の連続でしたが、後半高市新内閣が発足、僅か数か月で国内の雰囲気がとても明るくなりました。特に若い世代の政治参加、与野党間の議論がより前向きになるなど、今年国内においては大いに活気づくと期待しておりました。
しかし1月3日米国軍によるベネズエラ大統領夫妻「拉致」で今後世界の動向や日本への影響が危惧されます。ロシアのウクライナ侵略や中東紛争和平への見通しも心配されます。
世界の現在地はある意味先の見えない「崖っぷち」、この状況下、日本はより日本らしく世界に貢献すべき立ち位置となったのではと思います。ここに立った者にしか見えないものもあります。高市内閣には是非前向きに捉えてほしいと願っております。
一昨年来、私たち医療・介護系も「崖っぷち」と言われてきました。その要因に関し議論は尽くされました。根拠のない攻撃的議論に付き合っている暇はありません。
「通常のビジネスでは目標設定し達成するため、資金調達・設備導入し人材を採用し・・・」のコーザル手法で新規事業に挑戦するが、失敗する事例が相次いでいる。「先の読めない事業では手持ちのリソースを活用するなどのエフェクチュアル思考が出番」(日経新聞2025年12月18日;成功した起業家共通の思考法)とありました。
「医療は自然相手の第一次産業」、特に急性期医療は「先を読めない事業」とも感じています。国は2040年に向け医療構想を構築中です。新潟県は急性期医療はじめ様々な課題があり「先が読めない状況」と推測しております。データ分析、問題点抽出、目標設定は勿論大切です。但しその工程表にはあらゆる不測の事態が起きることを想定し、臨機応変に対応する柔軟性も必要、この観点から医療介護系にはコーザル・エフェクチュアル思考とも必要と考えます。これとは別に、長年の外科医経験から「その選択はない!」も含めて最後は「勘」もありえ、結果は直後に出ることも数年後に出ることもありました。
さて、本年は当法人創立70年、立川綜合病院移転10年、社会医療法人1年目の節目の年になります。昨年度、高度救急救命を使命とする立川綜合病院はじめ各病院ともその使命を全うすべく全力投球してきましたが、結果的に赤字でした。今年度~来年度はこのような窮状を招いた当局の反省からか、種々な補正予算と診療報酬・介護報酬プラス改定により昨年度より若干の改善が見込まれています。コロナ以降続く医療・介護苦難の時代からの折り返し地点になれるかの勝負の年となります。
思い起こせばいつの時代も「崖っぷち」、それでも例えば新潟県は春夏秋冬、花火・お祭り・お酒・温泉・ウインタースポーツ等を楽しみ、事あれば近隣県含む大規模災害にも対応してきました。現在も県土強靭化は続いております。
私たちも医療介護を通じて新潟の強靭化~日本の安定に寄与し、さらに世界の平和と安定に僅かでもお役に立つことが出来ればと壮大な想いで全力投入していきます。
あらためて皆様にとって本年がより良い年になることを願い、年頭のご挨拶と致します。
社会医療法人立川メディカルセンター
理事長 吉井 新平
令和七年度 立川綜合病院年報のご挨拶
昨年のご挨拶で「2024年から2025年にかけて世界中、あらゆる領域において激動となっています。戦後80年、世界的な変動の予感がします。」と述べました。
まさに現在「国際秩序、瓦解の危機」に直面と月刊誌(1)に掲載され、この危機に対し「日本の主導で平和の再構築を」と多くの論説がなされておりました。
現時点で日本は危機的とは言えませんが、数か月先の予測がつかない状況と危惧しております。但し雑誌の論者の多くは、「今こそ日本が主導して平和の再構築をすべし」、と述べています。
私たちの出来ることは限られておりますが、この地域で精いっぱいの役割を果たし、社会に貢献することがひいては世界平和に繋がる、と心を新たにしております。
そんな中、2025年11月、多くの方々による長年の実績が評価され、当法人は「特定医療法人」から「社会医療法人」へと移行することが出来ました。公的病院と同等な責任ある立場となり、より一層地域社会への貢献が求められます。法人挙げてその責務を果たしていきたいと存じます。
さて、昨年秋新首相誕生、2月の総選挙で激変が起こり、医療・介護系に対しても大幅な前向きな政策が打ち出され、その方針のもと本年6月、新たな診療報酬体系がスタートしました。
新潟県でもこの領域は危機的で、現在のところ既存の二次医療圏中心としての再編計画が進んでおりますが、見通しはどうでしょうか。個人的には大きく南北2つの医療圏とすることで様々な課題が解決に向かうのでは、と思っています。いずれにしても三選された県知事の主導的役割を期待しております。
当法人の近況です。
法人は引き続き「プロジェクト26」と称した経営等改善を実施中、25年度はお陰様でなんとか成果が出てきました。しかし「崖っぷち」は相変わらず、2026年度が確実なターニングポイントとなれるかの勝負の年とみております。
立川綜合病院は新築移転後10年、激動の10年でしたが周囲の開発は次々と進んでおります。本年度は北陸道長岡西大積スマートインターが完成、柏崎方面からは国道8号を経て東西道路が最短で結ばれます。東西道路では西宮内交差点改良や立川綜合病院南側融雪化が完成。アクセス改善で医療機能集約化にも多大な寄与が見込まれます。
同院移転新築計画は当初斬新すぎるコンセプトで多大なリスクも指摘されましたが、設計施工された竹中工務店様が10年後の周囲環境の変化も含め再調査、あらためて成功例として雑誌等に発表したいとのことです。
トピックスのひとつとして、同院では多くの関係者のご協力ご指導を頂き、昨年11月から十分な準備のもと「無痛分娩」が開始されました。妊婦さんにとって選択肢が増え、希望者も増加中です。
消化器内科常勤医不在4年目、現在昭和医科大学様から週3日の派遣を頂いており、ここにあらためて感謝申し上げます。消化器内科診療の充実は法人の悲願です。
なお今回の診療報酬改定で「”特定機能病院A”の要件に医師派遣機能が必須」とされました(2)。医師派遣先として相応しい病院になるようこれからも努力してまいります。
悠遊健康村病院の入院透析施設は順調に稼働し今年も透析用ベッドを増床しました。その効果は多方面に及んでおり、近隣の関係者への周知・ご理解も進みより一層の期待を頂いております。
柏崎厚生病院群では柏崎・刈羽地域の現状と将来に密着し、医療・介護を通じて継続的に地域貢献を展開すべく、今年度確実な改革を進めます。特に増加する認知症患者さんへの積極的なリハビリテーションを推進、顕著な効果を挙げています。
様々な試練に直面する中、私たちの使命は救急医療をはじめとした地域医療の質と量の堅持、医療需要への的確かつ迅速な対応、医療人育成など未来への投資を着実に進め、患者さんにも職員にも選ばれる魅力ある法人となることと認識しております。
2026年度、立川メディカルセンターでは交代を含め医師22名、看護職40名ほか職員52名、計74名の職員を迎えました。誠に有り難いことです。
直近のうれしいニュースです。関連する社会福祉法人通称かつぼ園「花の里かつぼ」がこの5月「全国みどりの愛護のつどい」で県内唯一、秋篠宮殿下ご列席のもと大臣表彰を受けました。長岡市は花いっぱい運動が盛ん、その代表の意味もあったと推察します。
結びに、本年度こそ世界が平和に向かい、皆様にとっても実り多い良い年になることを心より願い、ご挨拶とさせて頂きます。
社会医療法人立川メディカルセンター
理事長 吉井 新平
(1) 月刊誌 Wedge 2026 Vol.38 No. 6
(2) 令和8年6月4日 厚生労働省医政局長発 特定機能病院に関する事項について
令和七年 年頭ご挨拶
令和六年 年頭のご挨拶
令和五年 年頭のご挨拶
令和六年度 立川綜合病院年報のご挨拶
令和五年度 立川綜合病院年報のご挨拶
令和四年度 立川綜合病院年報のご挨拶
令和三年度 立川綜合病院年報のご挨拶
令和六年度 立川メディカルセンター学術活動・業績集のご挨拶
令和五年度 立川メディカルセンター学術活動・業績集のご挨拶
令和四年度 立川メディカルセンター学術活動・業績集のご挨拶
令和三年度 立川メディカルセンター学術活動・業績集のご挨拶
