日精看 看護倫理指導者研修

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先ほど、「秋の読書」を書き終えて、ひっそりと日付を遡って書いてます。

忘れないうちに書かないと、頭の中が消しゴムです‥

 

先日、日精看の新潟県支部の9月研修会「看護倫理指導者研修」に参加しました。

今回、日精看の業務執行理事の「草地 仁史」先生をお迎えしての倫理研修でした。

 

草地先生ですが、略歴は少し前の「こころの日」事業のサイトにあるので省きますが

2004年に精神科認定看護師を取得され、その後認定の講義を数多く受け持ち後進の育成に力を注ぎ

2020年からは厚生労働省援護局障害福祉部精神障害・保健課に看護技官として入省され

精神医療に係る政策事業を担当され、前回の精神保健福祉法の改正などにも多く携わった方になります。

 

看護の倫理については、北海道の石垣靖子先生に深く感銘を受けている私ですが

今回の草地先生の話もすごくよかった。

看護倫理の中でも、精神科の倫理はまた少し特殊になるので

臨床の色々な場面を踏まえ、自身の体験などを踏まえた話はとても引き込まれました。

所どころ、自分の日々の業務なども思い返しながら内省しつつの研修で、とても身が引き締まりました。

 

倫理の研修というのは、とかく気持ちが重くなりがちですが

この草地先生の話は、なぜかすごく元気が出るというか、以前講義を拝聴した時にも

「よし、明日からも頑張るぞ」という気持ちになったので、今回も楽しみにしていました。

 

そして今回、この講義でとても心に残っている一言があります

草地先生の話していた「『難しい』という言葉は、あまり使わないようにしている」といった話。

 

これは、倫理的な場面で自分もよくしがちな話なのですが

議論がつかなそうな場面や答えのない場面などで、つい口に出してしまいやすい言葉なのですが

そんな場面で「いやー、難しいね~…」という言葉一つでフェードアウトしてしまう場面

・・・皆さんにも心当たりはありませんか?

 

この「難しい」という言葉、すごく便利なんですけど

これを使うと、これ以上話が深堀らなくなってしまうというか

この言葉で、なんかすべてがうやむやになって、ボンヤリと終わってしまう

むしろ「終わらせてしまう」感があるんですよね。

 

今回、講義で草地先生に言われて「はッ!!」としました

自分、この言葉めっちゃ使ってます。

なんなら、1日に1回位、必ずと言っていいほど「難しいね~」とフェードアウトしていた気がします。

 

いや、すごい反省。そしてすごい気付き

草地先生、ありがとうございます。これからはちょっと「難しい」という言葉

なるべく使わずにいけるようになってみたいと思いました。

 

倫理指導者研修、今回もすごく楽しかったです。

日精看では、来年までで取り合えず倫理指導者研修についてはひと段落するようなので

気になる方は、来年の研修に是非参加頂けたらと思います。

 

一つ賢くなった気がします、草地先生ありがとうございました。