日本精神科看護協会 第61回定期大会・特別講演

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今回新潟ユニゾンプラザで行われた、日本精神科看護協会の新潟県支部の定期大会に参加しました。

コロナ禍もひと段落して、徐々に集合研修や協会活動なども増えてきています。

今回は、県支部活動の報告を受け、花田理事からは協会の事業報告を受けました。

日精看は「こころの健康を通して誰もが安心して暮らせる社会をつくります。」という理念のもと

倫理的課題の解決や、拘束に頼らない看護実践、精神補家に量福祉体制の充実に向けた政策提言や

クリニカルラダーの活用など、4つの看護職増の実現に向けた活動を行っていくという話をうかがいました。

 

特別講演では日精看の吉川隆博会長より

「精神科医療・看護の展望について」という講演を拝聴しました。

 

精神科看護は、この10年で大きく変化し、今後の10年でもまた大きく変わっていくということで

患者数の推移としては外来患者数の増加と、入院患者数の低下

平均在院日数は、以前500日位だったものが270日程度に減少し

急性期の精神科では60日前後が多くなっているという動向について説明を受けました。

 

今や患者数は600万人を超え、糖尿病患者数をも超えているという現実があり

その中で、精神科看護では、看看連携やリカバリーモデルやストレングスモデルの重要さなどを聞きました。

 

そのうえで、看護師の役割は患者さん自身が入院について考えることができ、早期の退院ができるような支援が必要ということを聞くことができました。

 

地域完結型医療の実現に向けて、退院支援・地域移行支援など

組織や個人としてどのように支援していくか考えていきたいと感じました。

沢山の課題がありますが、病院全体として色々と取り組んでいきたいと思います。